メッセージアプリで気に入らないメッセージにたまご投げつけてみた
はじめに
この記事はクソアプリ Advent Calendar 20163日目の記事です。
iPhoneの純正アプリで「メッセージ」ってアプリがあります。
iOS10からメッセージアプリが大幅にリニューアルされました。 詳しくは以下のリンクをご覧ください。
iOS10からメッセージではステッカー(LINEで言うスタンプ)に対応していて、開発者が自分のオリジナルステッカーを作って配信できるようになりました。
メッセージアプリのステッカー自由度が高い
LINEのスタンプと違うのが、タイムライン上にステッカーをただ貼れるのではなく、大きさや角度を調節して自分の好きな場所に置くことができます。
こんなかんじ
加えてアニメーションステッカーも作成できるらしいと分かった時にアイデアが舞い降りました。
「人のメッセージに卵を投げつけたい」
日頃の鬱憤のたまり具合がわかります。
卵やうんこ単体が飛んでくるでも面白いし、投げている人も描くことでよってたかって投げつけている様が描けそうです。
そして作ったのがこちら。
https://itunes.apple.com/jp/app/egguman/id1156139584?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
ちなみにコーディングなしで作れます。 ステッカー用の画像を作成するだけ。
作ったステッカー
卵
なんてことない卵です。ちなみに完熟トマトもあります。
手裏剣
手裏剣はより悪意のある相手に使いましょう。
卵投げマン
卵単体だと悪意に満ち溢れていますが、犯人を見せることで少々マイルドになります。
うんこを投げるゴリラ
ゴリラだったらうんこ投げられてもしょうがないなという気持ちになります。
その他にも日常で使えるものが詰まっているのでぜひお買い求めください。 https://itunes.apple.com/jp/app/egguman/id1156139584?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
さっそく使った
…攻撃的すぎて普通の会話で全く使えないことが判明。 みんなで乱用するとタイムラインがソッコーで汚れます。
以前、LINEスタンプ作った時もこんなんだったな…
作っている間は「溜まり溜まった社会への不安や鬱憤ををこのステッカーが解消するぜアーイ」的な気持ちだったのですが、気持ちだけ遥か彼方に行き過ぎていたようです。
そんだったら、逆に卵投げつけられるメンとかうんこ投げつけられるゴリラとかの方が良かったのかなとか思いつつ次回のネタに活用させていただこうと思いました。これ作らなかったら気づかなかったことだったわけで。
ぜひお買い求めください。
使った瞬間から嫌われるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。 https://itunes.apple.com/jp/app/egguman/id1156139584?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
サンフランシスコに来て風邪ひきました。
なぜか今サンフランシスコにいます。 業務外で一緒にサービスを作っている仲間に連れてこられたというのが僕の解釈です。
こっち来ていろいろ思ったことがあったのでメモ。 別に海外だからとか関係ないこともあるけどメモ。
とにかくコミュニケーション
やべえ、声かけられまくる。
移動はUberを使いまくっているのですが、いろいろ話しかけてくる。聞かれる。
お店でもイベントでもコミュニケーションが活発。
(実際は英語できる仲間が大体は喋ってくれるからそれを見ているw)
自分は知ったかぶりをするというか、面倒なことがあると関わりたくないから理解してないのに理解したフリしてやり過ごしてしまう癖がある。
こっちに来てわかんない英語を前にして必死で聞こうと努力はするんだけど、癖が発動してコミュニケーションが止まってしまうことがよくあった。
「それはなに?」
「なんて言ったの?」
この一言がなかなか出てこない。 すごくやばいと思った。
もともと自分を良く見せたいからこうなったと思っているんだけど、なんでも聞いて当たり前みたいな場所にいるとすごくちっさいプライドだなって思った。
恥は捨てて、とりあえず聞いてみるは自分の永遠のテーマだなーと思っている。
英語を使えるようになりたい
日本語が通じない国に来て、普通に自分の思っていることを伝えられるってすげー嬉しいことなんだなと思ったし、自分より伝えられる人がとても羨ましく思った。
日本語だけで一生過ごせれば楽だけど、自分の知らない世界を少し体験することができて、もっと体験したいと思ってしまったからそのために身に付けたい。 コミュニケーションが日本より活発だと思っているので、単純に話すのが楽しそうってのもある。
いろいろどうでもよくなった
ただの思考停止とも取れるんだけど、今まで見たことないもんを散々見てきたので、日本で起きていること、仕事関連、会社関連の細々とした悩み事みたいなことが(一時的に)リフレッシュできてよきでした。
定期的に旅行行くのいいな。
先週金曜日の仕事終わりにサンフランシスコに行って休みなくいろんな所まわってとうとう風邪をひいてしまったので、今日は療養がてらこの日記を書きました。
少し元気になったから買い物行こうかな。
ヘタっぴLINEスタンプ「ユルすぎうさぎさん」作って発売した。
性懲りも無くLINEスタンプを作りました。
今回作ったやつ
前回作ったやつ
前回の反省点
- 自分が使いたいものを突き詰めた結果、いろんな人に使いにくいものになった。(→案の定、それほど売れなかった(¥5000くらい))
- 人のバリエーション増やすと書くのが大変
- 胴体 + 手のバリエーションのみで作ると、リジェクトされやすいし表現の幅が狭い
今回のねらい
真顔くんの汎用性のなさの反省から、ポジティブであれネガティブであれ、ゆるく自分の気持ちを表現できるものを目指しました。 真顔くんに比べてポジティブなスタンプが多いのが特徴です。
作ってみて
工数
- コンセプト作成〜ラフを作るまで 2日
- 画像ファイル作成 1日
- リジェクトの画像を直す 1日
※いうても、帰宅後にちょろっとやっただけなので実際は数時間です。
良かったこと
キャラものは描きやすい
人にみたいに服や髪型を色々考えなきゃいけないものに比べ、アニマル系はその辺を考えなくてもいいのでだいぶ楽になります。 前回に比べたらジェスチャーもたくさん描けました。
楽にはなったのですが一つ問題が発生しまして、今回は1つのキャラクターを通して描くのですが、書くたびに違うキャラクターに見えてしまう...
なので顔のパーツの特徴を納得がいくまで描きまくって、ええなと思ったものの特徴を洗い出してさらにデフォルメして何度でも描けるようにしました。
今回だと
- 眉毛の高さが変えている
- 目の大きさを変えている
- 目の焦点を適当に書く
- 口をあんぐりさせる
- 耳は細くする
- 顎をぽっちゃりさせる
みたいなのを意識して書くことで自分のように絵が上手くなくても、何回でも同じような絵を描くことができます。
動物だとネガティブさが中和される
そういうことを言うキャラクターの体で作れば、真顔くんのように人に言わせるよりもだいぶメッセージにオブラートが包まれ用途が広がるように思えました。 実際に使っていて泥仕合にはなりにくいと思っていますw
まとめ
- キャラを作る時は、何度でも描ける特徴を考えて作ればキャラ崩れしにくい。
- 動物のキャラものは描きやすい
- アニマルはネガティブさが中和される
超可愛いんで是非お買い求めくださいませ。
一億人の英文法 読んだ
読書感想文
正月休みからコツコツと↓を読んでおりましてしこたま感動しておりましたのでその感想を。
きっかけ
まず私の英語レベルは高校からかわらん感じ。へぼい。 加えて英語に対する捉えられない漠然とした不安みたいなものもあって苦手意識を増長させている状態です。
昨年転職を果たし、これをきっかけにもう一度英語を学び直したいと思い、ネットの口コミと本屋での試し読みを経て、この本とあと数冊を購入しました。
しかし、本書の進め方が示されている0章のみ読んで、途中から読むのをやめてしまいました。 600ページ強とクッソボリュームあり新生活の最中に読み進めることができなかったと言い訳しときますw
ですが、他に買った本と違って「この本(いつか)読めば自分の英語力変わるきっかけになりそう」と思ったのは覚えてたので今回もっかい読み直してみようと思いました。
あらすじ
4つの基本文法事項を主軸に章を構成。
- 基本文系
- 修飾方向
- 配置表現
- 時表現
これらの構成に入る前の0章で以下を教えてくれます。
- ネイティブスピーカーが持つシンプルなシステム(↑の4つの文法事項のこと)があるよ
- それさえ理解すれば難解な英文も感覚的に理解出来るよ
個人的にはそんなシンプルなシステムなど存在せず、疑問文だからこう、仮定法だからこうみたいないくつもあるルールを使い分けなくちゃいけないイメージが強かったのでだいぶこの時点でワクワク。
読んでうれしかったこと
「なぜこのような文法になるのか」を教えてくれる
この本では「英語は配置の言語」と述べており、例えば「疑問文の語順は(Are you ... ?)疑問文専用の形ではない、なぜならこういった感情に基づいている」といった解説をしてくれる。
それがとても腹落ちできる内容でうれしかった☺️
この他にも多くの「なぜこのような文法になるのか」が記載されており、 今までこういった考え方をしたことも教わったこともなかったので目から鱗感がすごくあった。
「ただの文法の本」じゃなかった
文法以外にもたとえば以下のことが多く記載されている。
- 単語の基本イメージとその発展イメージ
- 文法+それにマッチする/しない単語の説明
- ネイティブがそのフレーズにどう感じるか
- その他Tips
600ページの超ボリューミーな内容だけど文法だけでそんなにボリュームがあるわけではなくむしろ↑の内容の方が多いんじゃねえかってくらいなので、それだけ「いつ、どういう感情のときに使うか」にフォーカスされてて良いなと。
復習しやすい
何度も書いている通り超ボリューミーなんで、読み進めるうち以前学んだことを忘れてしまいがち。 しかし文法のインデックスが付いているので振り返りやすいし、関連項目や以前学んだことの振り返りの例文が多く記載されているので組み合わせて覚えやすい。
その他感想
あかん、一回読んでも覚えられん
上記でもある通り、超ボリューミーなんでとても一回じゃ覚えられない>< なので本書を繰り返し読んで理解を浸透させたい。ひとつひとつはわかりやすく解説されてるので。
1週〜10日はキツイww
本書には「高校生なら10日以内に読破し、英語の輪郭をつかめるくらいの知性と勢いが必要」とありますが、キッツイww。ですので何度も読むことを前提として、最初の方は理解できなくても飛ばして次に進むという手段も必要かもしれません。
抵抗感は少し薄れた気がする
「ネイティブがどう考えてこの文や単語を使う」、「こういうイメージでこれを使う」といった解説を読むにつれてイメージの精度が上がっていく気がして、冒頭で書いたような漠然とした抵抗感や不安はだいぶ消えた気がする。気がするんだ。
おわりに
はじめの一歩にしては大変良書でした。これを読んで終わりじゃないのが辛いところですがw
サンプル
tiqavAPI使ってランチャー型画像検索アプリ作った
大晦日に何やってんだって感じですが、少し前から温めていたアイデアをアプリにしました。 名前は「ちくわランチャー(仮)」
なに作ったか
- ワードを入力するとtiqabAPI使って画像検索
- コピペが簡単にできる。
どうして作ったか
最近、twitterやらslackやらの返信を気の利いた画像でやりたい時ってすごくあります。 でもいちいち探すのがだるいです。 探して時間がかかると何こんなことに時間かけてんだろってなるし、全然見つからないとやるせない感が増大します。
なので、そこそこの精度ですぐに画像検索するアプリを作りたかったのです。
操作方法
インストール
※ OS 10.10以降で動きます。
ステータスバーにこんなアイコンが出てたらOKです。
アクセシビリティの設定
ショートカットキーで起動するためにアクセシビリティの設定をします。
- システム環境設定 → セキュリティとプライバシー → プライバシータブ → アクセシビリティを選択
- shamoji.appにチェック(アプリ名と違っててすみません...)
ショートカットキーで起動
control + T(ちくわのT) で起動。
command(⌘)ではないので注意
画像/画像URLのコピー
ボタン操作か、以下のショートカットでコピーできます
- 画像コピー → ⌘+C
- 画像のURLコピー → ⌘+Shift+C
アプリ終了
ステータスバーから「終了」メニューを選択
今後の展望
- OSログイン時起動
- GIPHYとかも対応したい
- アップデーター作ります
- アイコンデザインちゃんとやる
- LPとか作りたい
- (AppStoreには出せない気がする...)
とりあえず使ってみて使い勝手を考えていきたいところ。
今年の締め
本年は事件が絶えない刺激的な一年でした。来年はもっと刺激的な一年にしていきたいです。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
クソアプリ記事の後日談
↓について。
多くの方に読んでいただきありがたいです。 たくさんのはてブやコメントをいただけて、ずっと日の目を見なかったアプリが少し浮かばれたんじゃないかと思います。
人生初のバズり経験だったので、大変驚いたり、多くの人に読んでもらえて嬉しかったり、恥ずかしかったり、なんか言われたら怖いなーとか色々考えてしまってそわそわが隠せません。
実はクソアプリAdvent Calenderは存在を知った時にはもう全て枠が埋まっており、「なんか書きたいのにクッソー」となっておりました。しかし昨日(12/8)奇跡的に空きを見つけたので仕事終わりにソッコー書いて投稿した次第です。 めったにできない経験ができたので記事を書いてよかったです。ほんと。
これから、勉強会などで「クソアプリ作ったやつ」で通りやすくなりそうですね。
あの話のオチ
昨日の記事では色々諸事情があり、書けませんでしたがあの話にはオチがあります。
私はiOSエンジニアを目指し、転職を果たせたわけですが、現在iOSではなくOSXアプリの開発をしています。
日々勉強ですね。
おしまい。
クソアプリ作って転職活動した話
久しぶりにブログ書きます。
この記事はクソアプリ Advent Calendar 2015 9日目の記事です。
みなさんこんにちは。
私は今年、地方のIT企業から都心のスタートアップ企業に転職しました。
ポートフォリオ作成がてらクソアプリを作って持って行ったら、そこそこウケて(クソアプリとの因果関係があるのかは定かではありませんが結果的に)転職できました。
作ったクソアプリ
https://itunes.apple.com/jp/app/o-jie-duan-dengri-zuo-rino/id956171342?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
お階段登りとは
- iPhoneで擬似的に階段を上ってその高さを競うゲーム
- 階段は一段づつしか登れない
- 自分の位置を有名な建築物、山などと比較して表示する。(キャプチャ付きで共有できる)
- 課金すれは自動で登り出す
- 他のユーザーの到達点に達したらすれ違える。
- 他のユーザーをタップするとメッセージが出る。
紹介動画
ちゃっかりこんなのも作りました。
レビューもしてもらいました
お階段登り 〜昨日の俺とは数段違うぜ!〜 | アプリレビュー | iPhoroid│脱出ゲーム攻略!国内最大の脱出ゲーム総合サイト
現在の1位
もちろん私です。
(ユーザー数は300人弱くらい...)
クソアプリを作った動機
iOS Developerとして転職したかったのですが、前職がMacのドライバとかWindowsアプリ開発だったので業務でのiOS開発経験がなく、とりあえずストアに出そうということで細々と活動をしていました。
何本かアプリを出した後にそろそろゲームを作ろうということでSpriteKit(2Dアニメーションとかガシガシ作れるフレームワーク)を使ってゲームを作ろうとしました。 その時は正月休みだったので、正月休み中完成を目標にやっていたのですが、絶対に終わらないことがわかりました(2015/1/1)。 一つのゲームをちゃんと作ろうとしたら時間がいくらあっても足りないなあと。ゲーム制作を完全にナメていました。
当時は1本のゲームを作りきることが目的だったので、じゃあどうしようかなあと考えていたところ、↓の記事を読みまして、すっげえシンプルでくだらないクソゲーだったら自分でも作れそうだ。ってことで、新しくまた作り始めたのがお階段登りです。
開発
アプリの基本機能は、スワイプイベントを受け付けて、階段のパラパラ漫画をアニメーションして段数をカウントするっていう誰でもできる実装です。 結構開発前の構想通りに作れた気がします。
ですが、以下のような機能的には超どうでもいいけど色々実装頑張りました。
- アプリ内課金
- すべてカスタムUIで作る
- サーバー構築(他のユーザーとすれ違うため、ユーザー情報をWebに上げる)
一方で、どうでもいいと思った細かい作り込みとかは「クソアプリだからそんなこと知らん」っていうスタンスで結構手を抜いています。
例えば、積み上げた段数はアプリをアンインストールすると復元できなません。(もう一回0からやり直し)
同僚は30000段以上登ったのに、機種変したがために0からやり直しになりました。
転職活動に持っていった
上記の通りiOSの業務は未経験だったので、自分にはポートフォリオだけが武器でした。そのポートフォリオの中でも真面目に作ったアプリよりも不真面目気質で作ったこのクソアプリをアピールに使いました。
幸いこのアプリは良くも悪くもシンプルで、どんなアプリかすぐに伝えられるので、すぐに「何それw」ってリアクションしてもらえてアイスブレイクにはもってこいでした。
アイスブレイクした後に、無駄に力入れた箇所を説明することで技術話にシフトしやすかったです。「なんでその技術を使ったか」がクソ機能と紐付いているので個人的には話しやすかったなあと思います。
- お金払ったら自動で1000段登らせるってことがしたい → アプリ内課金を実装
- チープな世界の中になぜか他のユーザーがいるっていう状況を作りたい → サーバー作って他のユーザーの情報を表示する
無事転職できた
転職後も「クソアプリを面接に持ってきたやつ」として、覚えてもらえました。クソ機能を一緒に考えてくれる同僚もいて楽しいです。
まとめ
- クソアプリは実生活上でクソの価値しかなくても、何かのネタにはなる
- クソアプリは作りやすい。
- クソアプリはリスクが少ない(都合が悪かったら大抵「これクソなんで〜^^」でどうにかなる)
- クソアプリを転職に持っていっても速攻落とされたりしない(企業によります)
→ みんなもクソアプリ作ろう
最後に
半年以上前に似たような内容書いていたのでそれのリメイクでした。