イッツァハローワールド

恥さらしていこうかなとか。

一億人の英文法 読んだ

読書感想文

正月休みからコツコツと↓を読んでおりましてしこたま感動しておりましたのでその感想を。

きっかけ

まず私の英語レベルは高校からかわらん感じ。へぼい。 加えて英語に対する捉えられない漠然とした不安みたいなものもあって苦手意識を増長させている状態です。

昨年転職を果たし、これをきっかけにもう一度英語を学び直したいと思い、ネットの口コミと本屋での試し読みを経て、この本とあと数冊を購入しました。

しかし、本書の進め方が示されている0章のみ読んで、途中から読むのをやめてしまいました。 600ページ強とクッソボリュームあり新生活の最中に読み進めることができなかったと言い訳しときますw

ですが、他に買った本と違って「この本(いつか)読めば自分の英語力変わるきっかけになりそう」と思ったのは覚えてたので今回もっかい読み直してみようと思いました。

あらすじ

4つの基本文法事項を主軸に章を構成。

  • 基本文系
  • 修飾方向
  • 配置表現
  • 時表現

これらの構成に入る前の0章で以下を教えてくれます。

  • ネイティブスピーカーが持つシンプルなシステム(↑の4つの文法事項のこと)があるよ
  • それさえ理解すれば難解な英文も感覚的に理解出来るよ

個人的にはそんなシンプルなシステムなど存在せず、疑問文だからこう、仮定法だからこうみたいないくつもあるルールを使い分けなくちゃいけないイメージが強かったのでだいぶこの時点でワクワク。

読んでうれしかったこと

「なぜこのような文法になるのか」を教えてくれる

この本では「英語は配置の言語」と述べており、例えば「疑問文の語順は(Are you ... ?)疑問文専用の形ではない、なぜならこういった感情に基づいている」といった解説をしてくれる。

それがとても腹落ちできる内容でうれしかった☺️

この他にも多くの「なぜこのような文法になるのか」が記載されており、 今までこういった考え方をしたことも教わったこともなかったので目から鱗感がすごくあった。

「ただの文法の本」じゃなかった

文法以外にもたとえば以下のことが多く記載されている。

  • 単語の基本イメージとその発展イメージ
  • 文法+それにマッチする/しない単語の説明
  • ネイティブがそのフレーズにどう感じるか
  • その他Tips

600ページの超ボリューミーな内容だけど文法だけでそんなにボリュームがあるわけではなくむしろ↑の内容の方が多いんじゃねえかってくらいなので、それだけ「いつ、どういう感情のときに使うか」にフォーカスされてて良いなと。

復習しやすい

何度も書いている通り超ボリューミーなんで、読み進めるうち以前学んだことを忘れてしまいがち。 しかし文法のインデックスが付いているので振り返りやすいし、関連項目や以前学んだことの振り返りの例文が多く記載されているので組み合わせて覚えやすい。

その他感想

あかん、一回読んでも覚えられん

上記でもある通り、超ボリューミーなんでとても一回じゃ覚えられない>< なので本書を繰り返し読んで理解を浸透させたい。ひとつひとつはわかりやすく解説されてるので。

1週〜10日はキツイww

本書には「高校生なら10日以内に読破し、英語の輪郭をつかめるくらいの知性と勢いが必要」とありますが、キッツイww。ですので何度も読むことを前提として、最初の方は理解できなくても飛ばして次に進むという手段も必要かもしれません。

抵抗感は少し薄れた気がする

「ネイティブがどう考えてこの文や単語を使う」、「こういうイメージでこれを使う」といった解説を読むにつれてイメージの精度が上がっていく気がして、冒頭で書いたような漠然とした抵抗感や不安はだいぶ消えた気がする。気がするんだ。

おわりに

はじめの一歩にしては大変良書でした。これを読んで終わりじゃないのが辛いところですがw

サンプル

http://www.toshin.com/books/pdf/eibunpou_sample.pdf